ROOT70 LOUNGE

 

 
 
 
 

8TRAK PRODUCTIONS SPECIAL INTERVIEW

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Q. 自己紹介をお願い致します。

A. そうだね、8Trakはグループというよりも小規模な人の集まりのような感じなんだ。
僕のバックグラウンドはギタリストで、ライヴで演奏をしたり他のアーティストのためにレコーディングをしたり
しているよ。そのような活動を通して多くの素晴らしいシンガーやMC、プロデューサー、ミュージシャンたちとも
出会うことが出来たんだ。

僕は、音楽がどのような過程で構成されているのかについて常に興味を持っているんだよね。
だから、自然と音楽の作り手側へと惹きつけられていったんだ。ギタリストとしてもそうだしミュージシャンとしても
僕は色々な人たちと一緒に演奏をすることも大好きなんだ。

8Trakとしてプロデュースを始めたとき、出来る限り僕がこれまで出会って来た人たちの中でも才能豊かな人たちと
一緒に仕事がしたかったんだ。楽曲に合ったキーボードやドラム、パーカッション等すべてを僕が好きなように構成
することが出来る規模の小さな共同体のようでありたかったんだよね。

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Q. ご出身はどちらですか? またどのようなところですか?

A. 出身はロンドンだよ。多くを語る必要がないくらい素晴らしい街だね。
特に音楽に関しては、才能のある人たちがたくさんいるんだ。本当に信じられないくらい素晴らしいところだよ。
もし、オープン マイク ナイト* へ行ったとしたら、常に2-3組はびっくりするくらい素晴らしいアーティストたちと
出会うことが出来るよ。同時に思うはずだよ。 “なぜ彼らが無名なんだ!”ってね。

*オープン マイク (ナイト) :
アメリカやイギリスで一般的な、当日飛び入り参加形式の自由なパフォーマンスステージ。
その名の通り誰にでもオープンなマイクということ。


Q. あなたのバックグラウンドについて教えてもらえますか?また、どのような環境で育ったのでしょうか?

A. 僕はロンドンの郊外で育ったんだ。
のどかなところでね、よくジョギングをしたりサッカーをしたりしたよ。
僕がギターを始めたのは11-12歳の頃だね。その時はクラシカルギターの方を学んでいたよ。
ジミ•ヘンドリックスの音楽に出会ってからはクラシカルギターを止めてエレクトリックギターへ代えたんだ。
でも、今は再びクラシカルギターへ戻ってよりハードに取り組んでいるんだよね。


Q. ヒップホップとの出会いについて教えてもらえますでしょうか?
また、プロデュース/DJを始めたのはいつ頃でしょうか?


A. 初めてヒップホップと出会ったのは90年代初期だよ。
グループで言ったら A Tribe Called Questは衝撃的だったね。
Q-Tipは今でも大好きなラッパーだよ。
彼も自分自身をリストへ入れていたらクールだよね(笑)

僕は、ヒップホップに出会う以前から既にファンクに夢中だったんだ。
だから、ヒップホップもよりファンク系なものが好きだったんだよね。
でも、彼らの音楽は本当に素晴らしくて、さっきも話したようにどのようにして
このような音楽が作られたのか彼らのプロダクションに凄く興味を持つようになったんだ。
もし、皆もこのような経験をしたらきっと自然と音楽を作る側へと魅かれて行くと思うな。

僕は長い間、人のためにギターでのギグセッションやレコーディングをしてきたけど、
自分はそういうことよりもプロデュースの方に興味をもっていることに気がついたんだよね。
それから何年か掛けて音作りの仕方を学んだ後に、8Trackとしてプロデュースを始めるようになったんだ。
これが数年前のことだね。

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Q. 影響を受けた人物や事柄はありますか? また、好きなアーティストなども教えて下さい。

A. 影響を受けていることは本当にたくさんあるからね。
とても難しい質問だけど応えてみようか。

まずは、ファンクを愛してるよ。中でもJames Brownは天才だったよね。
それと、古いレコードで発見したいくつかのファンクバンドも大好きだよ。
誰も聴いたことがないし話題にも上らなかったけどね。
本当に素晴らしいファンクミュージックがまだまだたくさんあるけど、
このような作品が注目してもらえることを願っているよ!

プロダクションの視点から行くと、皆も好きなPete Rock, Madlib, Premiere。
もちろんJ-Dillaも。彼のSlum Villageでの作品は僕の好きなヒップホップだよね。

ギタリストでは、 George Benson を聴くのが好きだよ。
彼がどのようにしてこれまでのことを成し遂げて来たのか知ることは出来ないよね。
それとRed Hot Chilli PepparsのJohn Fruscianteは、素晴らしいギタリストだしとてもファンキーだよ。

それともちろんPrince。
彼は素晴らしいギタリストでありプロデューサーでもあり、
素晴らしいファンクミュージックの作り手でもあるよね!

もっと沢山の人について話したいし、数えきれないほどの音楽を聴いて来たから
すべてを紹介したいけどここでは時間が足りないかな。

僕が思うにパーティーは良いかもしれないね。
皆の気分やその時に何を聴きたいのかによるけど、パーティーなんかは皆が何が好きなのかを
気付かせてくれると思うな。それがモーツアルトかもしれないしジミヘンドリックスもしくは
マイルスデイヴィスかもしれないけど。いずにしても皆に影響を与えてくれるはずだよ。


Q. トラック/アルバムを制作するときに最も影響を受けていることは何ですか?

A. それはすべてからだね。ギターの即興だったり。
誰かが演奏したキーボードや、ドラマーが演奏したビート、特にキックとスネアからだったり。
古いレコードやリリースされたばかりのレコードからも。
ピンと来たらどのようなことでも曲作りに反映されて行くよね。
僕はあくまでも自然体で、音楽について考え過ぎることは好きではないんだ。
もし良いと思ったアイデアがあれば、それは自然とすぐに楽曲の中に取り入れられて行くよ。


Q. トラック/アルバムを制作するときに最も大切なことは何ですか?

A. それはとてもはっきりしているよね。
僕にとって最も大切なことは、僕自身がそれを好きであること。
もし自分の音楽がラジオで流れた時、それをもっと聴きたいと思うかどうかを考えるよ。
基本的には、レコードのセールスを上げようとするためだけに音楽を作ることはしたくないな。


Q. ご自分の音楽のスタイルをどのように思われますか?

A. 自分の音楽を説明することはいつも難しいなって思うよ。
種類の違う様々な音楽を聴いているからね。
恐らく皆にとって聴き安い音楽になっているとは思うんだけどね。


Q. アルバムのコンセプトを教えてもらえますか?

A. 基本的にこのアルバムはBeatsのコレクションだね。
これまで創ってきたトラックを集めたもので、このアルバムに相応しい曲をひとつにした作品だよ。
当初はアルバムを創るつもりはなかったんだけど、いくつかの曲が出来上がってみると一つの作品に
まとめてみたら良いかもなって思ったんだ。それに、この作品は今の8Trakを象徴している感じもしたからね。
僕たちは出来る限りシンプルな作品作りを心掛けたし、曲の構成も複雑なものは一切省いたんだ。
この作品がMCたちに影響を与えるものであったなら嬉しいな。

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Q. アルバムの中からお薦めの曲と理由を挙げてもらえますか?

A. 個人的に好きな曲は “Beats Down” “Call The Shots” だね。

“Beats Down” は FunkとBollywood* が合わさったトラックで、一緒にすると
とても面白い組み合わせなんだよね。

”Call The Shots” に関しては好きな理由が沢山あるかな。
どんな気持ちの時に聴くかによるけど、僕は全部の曲が好きだよ。
理由もそれぞれだよね。

*Bollywood :
ボリウッドとはインド・ムンバイの映画産業全般につけられた非公式な名称。
ムンバイの旧称「ボンベイ」の頭文字「B」と、アメリカ映画産業の中心地「ハリウッド」を合わせてつけられた名称。
(Bombay + Hollywood)


Q. 普段はどのような方たちとお仕事されていますか?

A. 大抵は一人で作業に取り組んでいるよ。
でも、もし楽曲に必要なパートが出た場合は他の人に手伝ってもらうこともあるけどね。
周りには良いドラマーやベーシストなどがいるから、思い描いているように楽曲を手掛けることが出来るんだ。
8Trak Productionsは沢山のラインと繋がっているから様々なMCやシンガーたちもいるんだよね。


Q. 主にどのようなところで音楽活動をされているんですか?

A. ほとんどのライヴはロンドンで呼ばれることが多いね。
プロデュース関連では、アメリカ、フランス、ドイツ等 他にも色々な国々のアーティストと制作に
取り組んでいるよ。 インターネットの良いことろは世界中の人とコラボレーション出来ることだよね。


Q. 日本にもアーティストを目指している若い世代の方がたくさんいます。
その中で、アーティストを目指すうえで最も大切なことは何だと思われますか?
このような若い世代の方にメッセージを頂けますでしょうか。
彼らにとってあなたのメッセージが大きな励みになると思います。


A. 僕が言えることはひとつだけだね。
もし音楽のことを第一に考えているのであれば、
最も大切なことは音楽に情熱を持って真剣に取り組むことだよ。

もし、皆がお金持ちや有名になりたいのであれば音楽を選ぶ必要はないよ。
お金持ちなったり有名になる方法は他にたくさん溢れているからね。
でも、もし音楽が本当に好きでそれを続けたいのであれば何が何でも続けるべきだよ。
音楽を通して多くのことを学び成長して下さい。
そして出来る限り音楽を楽しみながら続けること。
これが最も大切なことだと思うな。


Q. 現在のイギリスのヒップホップマーケットをどのように思われますか?

A. イギリスのヒップホップはまだまだとてもアンダーグラウンドで、
アメリカのヒップホップがチャートを独占しているよね。

でも、本当に少しだけど Tynchy Stryder や Dizzzee Rascalのようにイギリスのアーティストでも
活躍している人はいるんだ。これから、もっと沢山のMCやプロデューサーが出てくると思うな。

さっきも話したように、名声を手にすることがゴールではないけどね。
大切なことは心から好きなことを続けることだよ。



Dizzee Rascal "Flex"


Q. 今後一緒にお仕事されたいアーティストやプロデューサーはいらっしゃいますか?

A. Yes, だけど多すぎて言い切れないなあ。
幸いなことに今現在僕はとても才能豊かなアーティストたちと一緒に音楽制作をすることが出来ているよ。
今後も、出来る限りこのように大きな影響を与えてくる人たちと仕事が出来たら幸せだな。


Q. 今後のリリース予定などはございますか?
また、どなたかたと一緒のお仕事をされる予定はございますか?


A. 8Trak Productionsは現在たくさんの作品を抱えているよ。
次回の大きな作品は様々なMCやシンガーたちと共演した作品のコレクションだね。
さらに、他にもインストアルバムを製作中だよ。


Q. 最後に一言お願いします。

A. ROOT70が一生懸命良い音楽を世の中に広めてくれているように
皆にもヒップホップをサポートし続けてほしいと思います。


8TRAK PRODUCTIONS『ON THE FLY』

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